子どもの歯みがき習慣は夏休みがチャンス?嫌がらない工夫と始め方
▼目次
子どもが歯みがきを嫌がったり、なかなか習慣にならなかったりすることに悩む保護者の方は多くいるのではないでしょうか。乳歯のうちから丁寧に磨くことが大切とわかっていても、毎日のこととなると簡単ではありません。そんな歯みがき習慣のスタートに、実は取り組みやすいタイミングが夏休みです。生活のペースが少しゆるやかになるこの時期は、新しい習慣を始めるきっかけをつくりやすくなります。今回は、子どもの歯みがきをどうやって習慣化するか、夏休みに取り組むメリットや続けるための工夫について解説します。
1. 子どもの歯みがきはどのように習慣づける?
歯みがきは毎日欠かせないケアですが、小さな子どもにとっては「楽しいこと」ではなく、「面倒なこと」「嫌なこと」として捉えられがちです。習慣化するためには、日々の中で自然に取り入れる工夫が必要です。
①歯みがきのタイミングを一定にする
「朝起きたら」や「寝る前」など、決まったタイミングで歯みがきを行うと、生活の流れに組み込みやすくなるといわれています。時間帯を固定することで、子どもが流れをつかみやすくなる傾向があります。
②声かけや雰囲気づくりに気を配る
保護者が明るく声をかけたり、楽しそうな雰囲気で歯みがきを始めたりすることで、取り組みやすくなる場合があります。短い歌を歌ったり、数を数えたりする工夫が、子どもの気を引くきっかけになることもあります。
③短時間から始めて、少しずつ慣れていく
初めからしっかり磨くことを目指すより、まずは口を開けてもらう、歯ブラシを口に入れるといった小さなステップから進める方法もあります。繰り返して少しずつ慣れていけば、子どもも無理なく歯みがきを受け入れやすくなります。
④保護者が一緒に磨く
子どもは身近な大人の行動をよく見てまねをします。保護者も同じタイミングで歯を磨くことで、「一緒にやっている」という安心感や模倣行動につながることがあります。
⑤できたことを認める
歯みがきが終わったあとに「上手にできたね」などの声かけをすると、子どものやる気を引き出しやすくなるとされます。結果だけでなく、がんばった過程を認めることが、前向きな行動につながるきっかけになります。
子どもの歯みがきは、それぞれのペースや反応に合わせて、あせらず少しずつ進めていくことが大切です。
2. 夏休み中に歯みがきを習慣化しやすい理由
歯みがきを毎日の習慣にするには、一定の生活リズムと繰り返しが重要です。夏休みは時間の余裕が生まれやすく、歯みがきを習慣づけるタイミングとして適しているとされています。
①生活リズムが整えやすい
登園・登校がないことで、朝や夜の支度にゆとりが生まれます。決まったタイミングで歯みがきを取り入れやすくなり、自然と生活習慣の一部になっていきます。
②家で過ごす時間が増える
家で過ごす時間が長くなると、子どもの歯みがきの様子をそばで見たり、一緒に練習したりする時間がとりやすくなります。こうした毎日のふれあいが、歯みがきを自然な習慣として身につけるきっかけになります。
③飲食の機会が増えやすい
夏休みはおやつや冷たい飲み物を口にする回数が増えることがあります。こうした機会に「食べたら歯みがき」をくり返すことで、子どもも自然とその流れに慣れていきます。
④繰り返しやすい環境
毎日同じ時間に歯みがきをすることで、子どもにとってのルーティンができあがります。夏休みは、こうした習慣を無理なく続けやすい時期です。
⑤保護者が関わりやすい
スケジュールに余裕があることで、保護者が子どものペースに合わせて対応しやすくなり、無理なく習慣化をサポートできます。
歯みがきを習慣化するには、日々の積み重ねが必要です。時間的にも気持ちの面でも余裕が生まれやすい夏休みは、子どもが「毎日やること」として歯みがきを身につけていくための準備期間として活用しやすい時期と言えるでしょう。
3. 遊びや絵本を活用した楽しい習慣づけの工夫
子どもが歯みがきを嫌がる理由には、「つまらない」「退屈」といった気持ちが背景にあることがあります。そんなときは、遊びや絵本を取り入れて、楽しい時間として覚えてもらうのが効果的です。
①歯みがきソングやタイマーを使ってみる
短い音楽や砂時計、タイマーを使うことで、歯みがきの時間が「遊びの一部」のように感じられることがあります。時間を決めて磨くことで、歯みがきのリズムが自然と身についていきます。
②歯ブラシを選ばせてみる
子ども自身に好きな色やキャラクターの歯ブラシを選んでもらうことで、道具への愛着がわきやすくなる傾向があります。「自分で選んだものを使う」ことは、やる気を引き出すきっかけにつながります。
③歯みがきをテーマにした絵本の活用
歯みがきやむし歯をテーマにした絵本はたくさんあります。親子で読みながら、「どうして歯を磨くの?」と一緒に考えることで、歯みがきへの関心を育てるきっかけになります。
④ぬいぐるみや人形を使って練習する
お気に入りのぬいぐるみと一緒に「歯みがきごっこ」をすることで、子どもも歯みがきを楽しいこととして受け入れやすくなります。保護者が見本を見せてから「〇〇ちゃんもやってみようか」と声をかけると、自然な流れで始められることがあります。
⑤歯みがきカレンダーを取り入れる
歯みがきができた日にシールを貼る「歯みがきカレンダー」を使うと、子どもは目に見える達成感を感じることができます。がんばったことが形になることで、「明日もやろう」という気持ちにつながりやすくなります。
歯みがきは、子どもにとって少しずつ慣れていくものです。遊びや親子のふれあいを通して、「歯みがきって楽しい」と思えるような環境づくりが、続けるきっかけになります。
4. 横浜市緑区の歯医者 長津田おさまる歯科クリニックの小児歯科診療
横浜市緑区 長津田駅近くの歯医者 長津田おさまる歯科クリニックでは、「お口の中から全身を健康に」をテーマに、生涯楽しく美味しい食事ができて、元気に暮らせるよう、子供のうちからしっかりと歯科治療・予防歯科を受診いただくことをおすすめしています。
【横浜市緑区の歯医者 長津田おさまる歯科クリニック小児歯科】
➀早期発見で将来の歯を守る子どものむし歯治療
乳歯は永久歯よりも弱いため、むし歯にかかりやすく進行も早いことが特徴です。
そのため「むし歯かもしれない」と思ったら早めに受診いただくことをおすすめします。
長津田おさまる歯科クリニックでは、お子さんの口腔環境を丁寧に検査し、早期発見・早期治療に努めています。
➁「食育」ですこやかな成長をサポート
「お口の健康」と「食べ物」には深い関わりがあります。
特に幼少期は心身の基礎が形成されるため、どのような食生活を送るかはとても大切です。長津田おさまる歯科クリニックではお子さんの心身のすこやかな成長のために、食べ方や食事・間食のアドバイスをご提供しております。
➂顎の成長をサポートする小児矯正
矯正治療は見た目の印象を良くするだけでなく、将来のむし歯・歯周病リスクの低下も期待できます。子どものうちから顎の成長をサポートしきれいに並ぶ歯並びと丈夫な歯を育みましょう。
横浜市緑区の歯医者 長津田おさまる歯科クリニックでは、親御さんと一緒にお子さんがしっかり口の中を管理できるよう、お悩みに寄り添い、お子さん一人ひとりに合わせたプランを提案できるように努めています。
横浜市緑区 長津田駅近くでお子さんの歯医者をお探しの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
まとめ
子どもの歯みがき習慣は、一度身につけるとその後のむし歯予防や口の健康に大きく影響します。夏休みは時間にゆとりができるため、生活リズムの中に歯みがきを組み込みやすく、新しい習慣を始めるタイミングとしても適しているでしょう。遊びや絵本などを取り入れながら、無理のないかたちで毎日のケアを続けることが大切です。横浜市緑区 長津田駅周辺で子どもの歯みがき指導や予防ケアについて相談したい方は、長津田おさまる歯科クリニックまでお問い合わせください。
監修:長田 裕行
経歴:
昭和大学歯学部卒業
北海道大学予防歯科医局
熊澤歯科クリニック研修
神奈川県内歯科クリニック分院長
長津田おさまる歯科クリニック開業